tedのブログ

不動産、金融の話。たまに野球、音楽の話。

私のキャリア①

私の過去のキャリアとこれからについて書いてみたいと思います。

 

私は新卒で不動産会社に入り、主にAMをやりました。

私募ファンド、REIT両方やりましたし、運用もアクイジションも両方経験しました。

 

会社の業績も良く、雰囲気もまあまあ良く、働き方改革も進んでいて、

しばらくは安泰といった感じの会社でしたが、私は転職することを決意しました。

 

なぜか?

トリガーとなった出来事はあります(半ば感情的になった部分はなくはない)。

ただ、根底にあったのは「このままでは自分個人の力が付かないまま歳食ってしまう」という点でした。

 

何やらケイスケホンダのようなことを言ってしまいましたが、

前職において(少なくとも私がいた部署は)、自然と仕事がもらえ、それなりに仕事の進め方も確立されていて、

「自分で仕事をとってくる」、「自分で考えて形にする」という機会が多くなかった。

 

言い方を変えると、内向きの仕事が多かったような気がする。

どうしたら役員に納得してもらえるか、うまく切り抜けられるかを常に考える、みたいな(もちろん組織において必要なことではあると思うけど)。

 

私の意識が低かっただけ、周りの雰囲気に流されていたのかもしれません。

ただ、上を見れば年功序列、ある程度のポジションまで上がれば

特に向上心も持たずにただ漫然と仕事をしているおじさんが多かったのは事実でした。

 

自分は弱い人間なので、このままではまずい、

無理やりにでも環境を変えて、刺激を受けないとこの先の時代で通用できなくなるのでは、と感じたわけです。

 

やれAIだ、終身雇用制度の維持は不可能だなんて話が話題になったりしてますが、

私自身も別にこれからの日本が、世界がどういう形で変わっていくのかは見通せているわけではありません。

というか、まだ誰にも分かりませんそんなこと。

 

ただ、間違いなく世界はものすごいスピードで変化していて、

今まで通り歳食えばある程度自動的に昇格して給料も上がり、老後は年金中心で暮らしていく、

という世の中はそんなに長続きしないのだろうと思います。

 

Twitterでどなたかがつぶやいているのを見かけましたが、

これからは激務(残業という意味ではなく、自分で開拓するストレスやプレッシャー)の人が高給を稼ぎ、

まったり(同じく時間という意味ではなく、仕事の単純さや再現性)働く人は軒並み薄給になるんだろうなと。

 

ある日突然、「お前もう来なくていいよ、あとは自分で考えて稼いでね」と言われたときに、

今の自分に何ができるか?

何もできないなと思いました。

 

まあ、そんな思いが自分の中にあり、環境を変えようと転職に踏み切ったわけです。

 

 

こんなに偉そうに「自分個人の力」とか「安定を捨てる」みたいなことを言いましたが、

じゃあどこに転職したのか?起業でもしたの?ベンチャーにでも行ったの??

 

結果、社員数という意味では前職よりもはるかに多く、規模の大きな会社に行きました。笑

何かこれをやってみたい、これにチャレンジしてみたい、という動機ではなく、

環境を変えて自分の幅を広げたい、といったフワッとした動機だったからですかね。

 

ただ少なくとも、自発的に物事を考えなければ仕事に結びつかない、成長できない環境ではあると思うので、

今のところ転職したことに後悔はしていません。

 

 

だいぶ長くなったので、現職でどう働きたいか、その後どうしたいかは、次回書くことにします。