私のキャリア②
前回の続きです。
前回は転職に至るまでの私の思いについて書きました。
今日はもう少し具体的に、転職後や今後のキャリアについて書こうと思います。
色々考えた結果、投資銀行(IBD)に転職することになりました。
投資銀行といっても色々な部門があるわけですが、バリバリ不動産屋だった私が入れるのは投資銀行の中でも不動産関連のチームです。
前職は不動産屋だったとはいえ、キャリアの大部分をAM会社で過ごしたので、
IBDのREIT・ファンドチームに上手く経験がハマってくれたという感じです。
なぜIBDへの転職を決めたのか?
転職活動においては、他のデベやAM、レンダーやFASなど幅広く検討しました。
最終的にはIBDとFASで悩んだ挙句、IBDに決めたといった流れでした。
AM会社でのキャリアが長く、それがハマったと書きましたが、
正直恥ずかしながら前職時代にはいわゆる不動産そのものにはどっぷり関わりましたが、
ファイナンスに関する業務はあまり経験がありませんでした。
REIT・ファンドの仕組み自体は当然理解していたものの、
資金調達の第一線でプレーしたことはなかった。
そんな中で自ずと、IBDに候補先が絞られていきました。
FASは面接を受けた先の社員さんが、とても疲弊していて、お世辞にもカッコいいとは言えなかったのと、
その次のキャリアがイメージできなかったので見送りました。
IBDはいわゆる「セルサイド」であり、曲がりなりにも「バイサイド」にいた私は、
結構色んな人に「本当にいいのか?」と心配されました。
しかし、前回も書いた通り、環境を変えて自分自身の幅を広げたかったし、
IBDである意味ハングリーな経験をするということが自分にとって必要だと思い、決断しました。
IBDでは現状、ファンドやREITの組成やCRE提案、M&A等を担当していますが、
何というか、イメージしていた通りの経験ができてるかなと思います。
良くも悪くも不動産寄りに偏っていた前職時代の経験が、
よりファイナンス周りにも広がったことで、不動産証券化が更に深いレベルまで理解できるようになりました。
人脈が広がるのも良いところです。
前職時代は同業、仲介業者、金融機関、DD業者くらいのものだったですが、
金融機関にいると本当に色んな方と出会う機会があります。
そんな私の今後のキャリアですが、まだ具体的なイメージはありません。
少なくとも数年は、現職でがむしゃらに働かないといけないとは思っています。
ただここで、セルサイドを経験できたことは大きな経験だと思っています。
数年後、やっぱりバイサイドがいいと思えばまたそちらに行くもよし、
引き続きIBDで経験を極めるもよしかと。
具体的なイメージはないながら、日々次のキャリアを意識しながら、
行動し続けることを心がけようと思っています。
考えていたより取り留めのない文章になってしまったな…
この辺にしておいて、キャリアについて書きたいことが出てきたらまた書きます。