tedのブログ

不動産、金融の話。たまに野球、音楽の話。

2021年振り返り&2022年に向けて

毎年大晦日に更新してきたこのブログも、今年はそれさえままならず、結局年明けてから更新することになってしまいました(というか、大晦日に限らず更新しろよって話なのですが…)。

 

さて2021年は引き続きコロナに翻弄された1年となってしまいましたが、簡単に振り返っておきたいと思います。

 

仕事的には、今の会社にJoinして3年目となり、色々とトラブルに見舞われながらも、小さいながらも新聞に載るような案件を複数主導することができ、客観的にはまずまずの一年と言えるのかもしれません。

ただ、満足しているかというとそういうわけでもなく、昨年までの種まきや運に恵まれた部分が多かったと自覚しています。

「満足していない」と言うと意識の高い人っぽいですが、「さらに高みへ」というような崇高なものではなく、ただ成り行きに任せて日々を過ごしてしまったのは大きな反省です。去年も同じようなことを書いた気がしますが。

 

コロナ禍のせいなのか何なのかは分かりませんが、どうも気持ち的に本調子でない時期もあり、新しいことにチャレンジしようとか、案件をより良くdeliverしようという意識を持てなかったな、と思います。

完璧主義的な性格も影響して、どうしてもいっぱいいっぱいになってしまう時期が多かったのかもしれません。

精神的な話は、意識して変えられる部分と性格的にどうしようもない部分があると思うので、ある種割り切った上でやっていかなければいけないなと思います。

同僚や部下を上手く動かしながら、自分の思う通りに仕事が進むような「仕組み」を作るとか(これが難しいのですが)、多少Qualityに目をつぶるとか。。

 

何だかネガティブな話になってしまいましたが、立場や年齢柄、ある意味色んなところでコキ使われる時期だと思うので、ここが踏ん張りどころという意識でやっていきたいですね。

ポジティブな意味で、次のキャリア・ステップについても考えていく、そんな1年にしていきたいと思っています。

 

さて、不動産マーケットについては、相変わらずの膠着状態?が続いている印象です。

ホテルはさておき、オフィス含めて何か致命的なコロナの影響が顕在化したかというと、そういうわけでもなく、何とか踏みとどまった1年だったんじゃないかと。

裏を返せば、今年は分岐点になるような気がしています。コロナ禍に突入して2年、変異株に振り回されることは続くのでしょうが、「どう働き、どう暮らしていくか」のいわゆる行動様式は、より輪郭がくっきりしてくるのではないかと思います。

 

少なくとも日本企業の多くは、完全在宅勤務といった振り切った形はとっておらず、ずっと様子見姿勢(出勤・在宅のハイブリッド)だと思いますし、個人消費についても、ECを使う頻度が高まっているとはいえ、週末の人出を見ていると商業施設への訪問・購買ニーズは間違いなくある(年末年始のオンラインセールでサイズ合わなかったので、個人的にはやっぱり店舗購入だよな、と実感していますw)。

 

ずっと言われていることですが、コロナ禍が早めに終息に向かえば、「やっぱり元の方がいいじゃん」となると思いますし、変異株との追いかけっこをする状況がこのまま3年、5年と続くのであれば、今の流れがより強まっていってしまうことになるでしょう。

 

J-REITのオフィス・商業系銘柄は既に弱含んでいますが、引き続き難しい運営を迫られそうです。売却益で配当を作りながら回復を待つ、という方法がどこまで持つか。

ノンコア物件を売却してポートフォリオが筋肉質になることは望ましいことですが、本来売却すべきでない物件を売却してしまうようなことは避けるべきですし。

 

レジはある程度悪影響は出尽くした印象です。稼働率・単価ともにここから更に下げていくことは考えにくいような。先ほどの行動様式の話と関連しますが、都心離れ・地方移住の流れがもう一段加速するかというと、そうは思えません。

 

ホテルは、いつコロナが終息するんだという問題はありつつも、完全に元に戻る可能性があるという意味ではオフィス・商業施設よりもポジティブに見えます。11月に久しぶりに飛行機を使って国内旅行に行きましたが、やっぱり楽しいっすよ。旅行。

物流?まだまだいくでしょ。買っとけ買っとけ。知らんけど。

 

去年のpostを見直すとインフラファンドを勉強したいとか書いてありましたが、結局全く手つかず。今年はデータセンターについてもしっかり勉強したいところです。

 

今年も宜しくお願いします!